マンション管理組合会計で困るのが資金の範囲の定義。
損益計算書的に、すべてを資金の範囲にしている管理組合さんもあれば、現金預金だけという収支会計中心の組合さんもあります。
しかし、そのいずれも問題があるのです・・
どのような資金の決め方がよいか?というと、その会計の目的によります。
管理費会計の目的は、「管理費が適正な水準であるか?」を算定するものです。管理費は、毎期予算にしがたって決定されます。よって、短期的に損益が均衡しているか分かればOKです。
したがって管理費会計では、損益計算書に近い計算構造がのぞましく、資金の範囲はこれにあわせて広くとるべきと考えられます。
一方長期修繕会計の目的は、一時的に多額の金額を必要とする大規模修繕費用と平均的に徴収される修繕積立金をマッチングさせるキャッシュフロー計算にあります。
したがって長期修繕会計では、収支計算書に近い計算構造がのぞましく、資金の範囲は現金預金(ないし、これに短期に決済される債権債務を加えたもの)を資金の範囲とし、借入債務などは資金から除外して考えたほうがよいといえます。






